クロイトトンボのヤゴ

午前8時前、昨日クロイトトンボの産卵を見た農業用水槽へ行く。



産卵行動の撮り直しが主目的だったが、昨日スイレンの葉の上にクロイトトンボの羽化した後の脱皮殻を見ていたので、もしかしたら羽化の様子が見られるかもしれない、そんな期待もあっての早出だ。

用水槽は昨日とは様変りしていた。
昨日は幾組ものクロイトトンボのペアリングや産卵行動を見たが、その姿が全く見つからないのだ。
スイレンの葉の上にも用水槽に垂れ下がった木々の枝にも、その姿がないのだ。
何処へ行ったのだろうか。
怪訝な思いで睡蓮の葉の上や垂れ下がっている木々の枝を丹念に探した。
見付けたのはクロイトトンボのヤゴ2匹。
用水槽の水面は静まり返っていて、ハラアカイモリの姿も鯉が跳ねることもなかった。
それと昨日はたくさんいたトノサマガエルも見かけたのは一匹だけだった。

クロイトトンボが姿を見せないのは何か条件(原因)があるのだろうか。
クロイトトンボを見た昨日は、快晴 気温26度前後、時間帯は12時30分頃、今朝(8時前)は曇り空、少し肌寒い、陽は全く射さず。気象条件や時間帯が活動に影響するのだろうか。

帰りの坂道はカメラが重かった。
もしかしたら羽化の様子が、そんなことを考えて180mmマクロ、70-300mm望遠ズーム、ツインストロボ、サブにEX-10,三脚も持出したのだ。
クロイトトンボのヤゴが撮れたのだ、好としなければ、老体を慰めながら坂道を帰った。