アシナガアリの獲物

昨日の花冷えとうって変わってポカポカ陽気の一日だった。


暖かい陽ざしの中の草むらでいろんな虫たちを見た。
キチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタテハ、ナナホシテントウ、ミツバチ、ガガンボウ、ハナグモもいた。それに名前の分らない虫たち。

空き地に入る石段ではアシナガアリが巣の整備に忙しく動き回っている。
石垣の小さな隙間に巣が在るのだ。

体長5mmほどのこのアリが自分の体の何倍も大きな獲物を巣に運びいれてもいた。


巣に運びこんでいるのは虫の死骸だけではなかった。
枯れ草の茎や葉っぱも運んでいるのだ。アリが草の実を運び入れているのを見たことはあるが、草の茎や葉っぱの切れ端を巣に取り込もうとしているところは見たことがない。
これらは一体何に使うのだろうか。


一時間近く石段に腰を下ろしてアリたちの動きを見ていた。
昼下がりのポカポカ陽気それに人通りも少ない場所、老兵には好日だった。