6月15日夕刻にアゲハの幼虫が蛹化した、今年最初のアゲハのサナギだ。
そのサナギからアゲハが羽化する時期も近いと思い、観察しやすい本箱の棚に移して朝夕注意して観ていた。
今朝ガラス越しに見ると様子がおかしいのだ。
棚から取り出してみるとサナギの横っ腹が食い破られている。
寄生蜂が飛び出した痕跡なのだ。
ヤツは一段下の棚にいた。
アゲハの羽化の過程を撮るつもりでいたが思いがけない産物に巡りあったようだ。
このアゲハの幼虫は卵から幼虫になったばかりと思われる非常に小さな幼虫を、庭の柚子の木で見つけ飼育箱に採り入れたものだったが、それでも寄生卵を産み付けられていたのだ。
寄生蜂の名前はマダラヒメバチ。
最初はベッコウバチの仲間かと思っていたが、Webで調べてみるに、アゲハに寄生するのはマダラヒメバチとのこと。
アゲハのサナギは残り3個、生まれてくるのはアゲハだろうか寄生蜂だろうか。
寄生蜂がアゲハのサナギの横っ腹を食い破って出てくるのなら撮ってみたいものだ。
TVの背面のコードにくっついてサナギになっているヤツにはレンズを向けようがない、時期を見てサナギの中にどんなやつがいるのか開腹してみるか。