小さな草叢・2

朝夕のPUKUさんとの散歩の折、必ず立ち止まる小さな草叢がある。
空き地にあるその草叢は10数本のオニユリと露草の茂みで出来ており、虫撮りには格好の場所なのだが、町内会の一斉草刈りの時などに刈り払われてしまうことがあるのだ。


今年は7月1日がその運命の日に当る、刈り取られてしまわないことを祈るばかりだ。

もし小さな草叢が無事に生き残れば、キリギリス、クサキリ、コオロギ、カマキリ、ベニシジミ等のシジミチョウ類、モンキアゲハ、キアゲハ、カラスアゲハ、アカタテハセセリチョウの仲間などが、時季折々に見られるのだ。
チョウ達の来訪には未だ早いが今朝はキリギリスの幼体、クサグモ、カマキリの幼体を見た。



私の住む住宅地も空き地が少なくなってきている。10年程前まではススキが茂ったり、セイタカアワダチソウだったり、空き地全面がヒメジョオンだったり、イタドリが林になっていたりと、いろんな植生の空き地があったが、それらは姿を消してしまっているのだ。
そんな中僅かに残っているのがこの小さな草叢だ。
無事残ってくれることを祈ろう。