6時に書斎のカーテンを開けた時うっすらと雪が積もっているのを見る。
比良の山稜は既に雪が積もっているが湖畔のこの付近では初雪だ。
スタッドレスタイヤに履き替えていれば冬のポイントの一つマキノの奥へ行きたかったが、タイヤ交換は今日なのだ。やれやれと云う思いでもう一眠りすることにした。
起き出したのは9時頃、雪は既に消えていた。
6時に目覚めた時すんなりと起きだしていればと後悔する出来事があった。
階段下の道端でキチョウを見つけたのだ。
早起きしていればうっすらと積もった雪の中のキチョウを撮ることが出来たのではなかろうかと。
タイヤ交換を頼んでおいたガソリンスタンドに行くが先客が5台、3時間近い待ちだと言われる。
今朝の雪がタイヤの履き替えの引き金になっての行列のようだ。
待ち時間をやり過ごすために近くの図書館に潜り込むことにした。
書架から料理雑誌や写真雑誌、バードウォッチングの雑誌などを取り出して時間潰し。
料理雑誌からは今晩のレシピ(バスク風鶏の煮込み料理、マカロニサラダ)を、写真雑誌からは「似て非なる概念 画角と焦点距離!」「レンズ設計と画角の密接な関係」など面白い記事を幾つも見つけた。
本屋さんでの立ち読みもいいが、図書館でゆっくりするのも良いもんだと思い直していた。
次の里雪の日には目的の場所へだ。
昨日、京都文化博物館で見た上杉満生さんの撮る凍りつく朝の風景はとてもじゃないが、凍てつく湖岸で日の出を待つその姿勢だけでも見習わねばなるまい。