昨夜は朝方近くまで北西の風が吹き荒れていた。
結構強い風も吹いたのか、隣の空き地のトベラの木が根元付近から二つに裂け、一つは吹き飛ばされている。
このトベラの木は今の時期白い花を溢れんばかりにつけ、いろんな虫たちを呼び寄せる。
昨年は、アオスジアゲハ、クロアゲハ、キアゲハ、ヒメアカタテハ、イチモンジセセリ、ヒメジャノメ、アシナガバチ、スズメバチ等たくさんの虫たちがやって来た。
飛翔写真を狙うには絶好の樹だった。
それが無残な姿になっている。
裂けた根元をよく見ると虫食いと腐蝕が進んでおり、このトベラも老体なのだ。
今年もたくさんの白い花を付けているが、二つに裂けた体では来年は花を付けられるだろうか。虫たちを呼び寄せる事ができるだろうか。
陽光が戻ってきて虫たちが来れば飛翔体をたくさん撮らなければ、明日は天気になりますように。そんな事を考えながら、雨上がりの草むらの様子を見に100mmマクロを持ち出す。
いつものようにPUKUさんがお供をしてくれる。
ハグロトンボ、シオカラトンボ、ヒカゲチョウ、セセリチョウ、テントウムシ、アカハナカミキリ、キアゲハ、名前は分からないが黒い蝶、それと風で破れた巣を作り直すゴミグモ。
大風の後だというのに、小さな谷間の畑にはいろんな虫がいた。