空蝉とナイフ

今日から「無量寿経」講読4が始まった。
講師は山田明爾先生(龍谷大学名誉教授 仏教文化学、本願寺派教徳寺住職)。
いろんな講座や講演会に出席してきたが、これほど出席するのが待ち遠しい授業はない。

「佛説無量寿経巻上」の訳者、曹魏天竺三蔵康僧鎧の解説一つにしても、曹魏とは三国時代の魏でありという簡単な説明だけでなく、三国時代がどんな時代だったかにも話が及ぶ。三蔵とはなにか、康僧鎧とは等、僅か一行の字句の説明が大きな広がりを持って説明される。
「佛説無量寿経」を丹念に読み下してゆく上で、重要な字句の説明にはたっぷり時間が取られるだけに、全巻読み終わるのに後どれくらい係るのだろうか楽しみだ。

深草キャンパス紫光館の構内に楠の大木が十数本植栽されており、この中に平安神宮の右近の橘二世が移植されている。この木に昨年の夏にはウラギンシジミが来ているのを何度も見た。
もしかしたら卵か幼虫でもと思い、講座からの帰り熱心に探してみたが発見できずだ。
その代わりに此処でも空蝉を見つけた。

空蝉、やっぱりいい気はしない。

夏になると樟の木にアオスジアゲハもよく来ている。アオスジアゲハ、ウラギンシジミ、蝉などの飛翔を狙ってみよう。