セグロアシナガバチの巣 襲われる

ITOUさんの菜園から帰って庭のセグロアシナガバチの巣を覗き込んだ時、スズメバチが来ているのを見た。セグロアシナガバチに比べて何と大きなヤツだろう。セグロアシナガバチの幼虫を狙っているのだ。

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見ていると巣房から終齢幼虫らしき大きな幼虫を引っ張り出す。

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セグロアシナガバチの大半がスズメバチの攻撃から逃げるように巣を離れている。

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反対側から覗き込んで見ても、セグロアシナガバチスズメバチを避けているようだった。スズメバチの攻撃から巣を守るため対抗すると噛み殺され、死骸が巣の近くに散らばっていたりするのだがその様子は見当たらなかった。

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再び正面に戻った時にはスズメバチの姿はなかった。 

餌場としてのセグロアシナガバチの巣を見つけたスズメバチは、この後何度も襲撃してくるのだろうか。どんな光景が展開されるのか見るのが楽しみだがスズメバチが相手だ、一層注意して観察しなければなるまい。

 

スズメバチ襲撃されたその後の巣の様子を薄暗くなり始めてから見に行く。巣は襲撃される前と比べて特に変わったという様子ではなかった。

*正面から

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*反対側から

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クロアゲハ

オニユリに黒いチョウが来てますよ」階下からのカミサンの声に眼を覚ます。司馬さんの街道をゆく耽羅紀行」を読んでいていつの間にか寝入っていたのだ。昼間の読書の折うたた寝することが最近多くなっている。これも齢の所為だろうか。

オニユリに来ていたクロアゲハは翅に傷みのない新鮮な個体だった。

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耽羅紀行」を読みながら、司馬さんが現在の日本と韓国の関係を眼にしたらどんな表現をされるだろうか、そんなことをいろいろと考えていた。「耽羅紀行」非常に面白かった。暫く時間を措いてから再読してみたいと思っている程だ。

ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」下巻は途中に栞が挟み込まれたままだ。事件のこれまでの経過を忘れてしまわないうちに読み終えねば、一から読み直す破目になりそうだ。

本日もまずは呆け暮らしをせずに済んだ、好日としよう。

ブッドレアに来たツマグロヒョウモン

買い物から帰った時、雨上がりの庭のブッドレアにアゲハが2頭とツマグロヒョウモン、それとオオスカシバが来ているのを見つけ、荷物を運び込むのもそこそこにカメラを持ち出した。書斎に駆け上がりカメラを持ち出すほんの僅かな時間差だったが、庭に出た時にはアゲハとオオスカシバは既にいなかった。

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バタフライ・ブッシュとの別名を持つこのブッドレアには、アゲハの仲間やタテハ科のチョウ、オオスカシバやホシホウジャク、セセリチョウなどいろんな種類の虫たちがやって来るのだ。黒いヤツ、ナガサキアゲハなどが来てくれるのを心待ちにしているのだが、晴れ間が続くと来てくれるだろうか。

 

朝採りのトマトをAさんが届けてくれた。

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流通過程で赤くなったトマトと違って畑で赤くなったトマト、濃厚な完熟の旨味が味わえるのだ。ミニトマトを口に放り込みながらふと早朝の畑でトマトの木が放つトマト固有の香りを嗅いでみたくなっていた。早起き出来た時には虫探しを兼ねて出掛けてみよう。

何という蛾だろうか

外出から帰った時、ペットボトルを切断して加工した入れ物に大きな蛾が入っているのを見つける。ご近所のMさんがわざわざ届けてくれたのだ。私が虫撮りをしていることを承知されているから、珍しい虫を見つけたりすると届けてくれるのだ。

何という蛾だろうか。WEBの図鑑で丹念に調べたが同定できないでいる。

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写真を撮ろうと白紙の上でペットボトルの入れ物をひっくり返した時、極小の芥子粒のような黒い粒がぱらぱらと落ちる。かなりの量なのだ。最初は何か全く判らなかったが撮影していて腹部先端から薄く黄色味がかった粒粒が出てくるのを見る。卵なのだ。白紙の上に落ちた黒い粒子は時間が経過して乾燥して黒くなった卵だと思われる。

 

今日はこの名前の判らない蛾のお陰で眼精疲労が酷くなっている。

アオスジアゲハの飛来

読書の眼休めにと思い、セイヨウニンジンボクの花にチョウたちが来ていることを期待してITOUさんの菜園へ行く。梅雨の晴れ間の昼下がり、セイヨウニンジンボクの花には、アゲハ、クマバチ、オオスカシバ、アシナガバチ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモンなどたくさんの虫たちが来ていたが、そのいずれもが梢の一番高いところや枝々の深みで吸蜜しているのだ、しかも残念なことに逆光の位置ばかりなのだ。枝々の深みから目の前の花に出てくることや梢の高みから下降してくるのを待ち続けたが思いは叶わずだった。狙い続けたアオスジアゲハの飛来は1ショットがやっとだった。

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アオスジアゲハが急降下してくるのを見ると、5年ほど前まではよく通っていた竜谷大深草キャンパスのクスノキに来ていたアオスジアゲハの様子を思い出す。深草キャンパス正面玄関先には6本ほどのクスノキの大木がそびえており、そこに数匹のアオスジアゲハが飛来してくるのをよく見かけたものだ。講座の席取りを済ませると3階のエレベータホールまで行き、講座が始まるまでガラス窓に顔をくっけるようにしてアオスジアゲハの飛翔を眺めていたものだ。山田明爾名誉教授が亡くなられて講座が開講されなくなってから深草キャンパスへ出掛けることもなく、驚くほどの速さでクスノキの高みから急降下してくるアオスジアゲハを眼にすることもなくなった。

アオスジアゲハにはいろんな思い出があり、いろんな感慨がある。

セイヨウニンジンボクの花にいたツマグロヒョウモン

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庭のオニユリが咲き始めた。

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庭のセグロアシナガバチの巣では全員集合していた、雨が完全に上がるのを待っているそんな風に見えた。読書は司馬遼太郎さんの街道をゆく耽羅紀行」、面白い。

ジャノメチョウ

2ヶ月に一度の定期健診に行った折、駐車した山際の駐車場の一角でミントの花に来ているジャノメチョウを見つけコンデジを引っ張り出した。

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病院には広い駐車場があるが、虫たちを見ることの多い山際の駐車場(駐車場のフエンスの向こうは雑木林)に車を乗り入れるのがいつの頃からか習慣になっている。雑木林のクヌギの木で樹液を舐めているオオスズメバチを遠目に見たこともある。

今日の「一日一虫」はジャノメチョウ。ヤブガラシやアベリアに来ているアゲハは昨日撮影したもの。

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今日は血液検査のための採血をした後診察までの時間が随分長かった。待合室は同年配かそれ以上の後期高齢者が9割近く待機していた。自分ももうよぼよぼなのに同類の人を見ると寸刻先の自分を見るようでとても苦痛なのだ。苦痛から遠ざかろうと補聴器を外し眼をつむって自分の名前がアナウンスされるのを待っていた。長い長い待ち時間だった。

アオスジアゲハとセスジスズメ

朝の涼しいうちにと思い、耕作放棄地の点在するキジのフィールドへ行く。

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小一時間田んぼ道を歩いたが、僅かにアオサギ、トビ、カモの仲間を見かけただけだ。田植えの頃の鳥たちの賑わいは全くなかった。キジもこの背の高い草むらにいるのだろうが見つけ出すのは容易ではない。フィールドを出た後、川沿いの道を歩く。

ヤブガラシに今日はアオスジアゲハが来ていた。

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アオスジアゲハを追いかけていて、ヤブガラシのあちこちで採餌活動をしているアシナガバチが多いことに驚く。アシナガバチはキアシナガバチのようだ、点々といるのだ。ヤブガラシの熟れた実を齧っているようだがこれも蜜集めの一貫だろうか。

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アシナガバチのいた土手下の菜園にセスジスズメがいるのを見つける。ヤツは菜園の獣除けの柵の中にいるのだ。最初は土手の上から75-300mmズームで撮っていたが、アップした貌が欲しくて100mmマクロを片手に持ち急斜面を滑り降りた。

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思いのものは撮れたが、行きはよいよい帰りは怖いそんな状況になってしまう。急斜面のため登り切れず何度も滑り落ちるのだ。僅かな距離を上るのにひと汗かいた。

蒸し暑い一日だが好日としよう。