スターゲイザー

庭先で赤いユリの仲間が一輪、今朝花開いた。コヤツは出所不明の不思議な花なのだ。この花の球根を庭先に埋めたという記憶はカミサンには無いという。私にも球根を何処かで手に入れたという記憶は無い。いつの頃からか時季になるとヤツデの葉の茂みの下から背伸びするように茎を伸ばしきて大輪の花を咲かせるのだ。花の名前はスターゲイザーアメリカ生まれ)。冬の初めにでも球根を掘り出し鉢植えにしてやろう、そんなことを思いながらも失念が続いていて今日に至っているのだ。

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セグロアシナガバチの巣では巣房の数が随分増えた。ブロック穴の大きさから縦方向にはこれ以上増房出来ないところまで大きくなっている。ハチは本能的に巣を横に大きくしていくのだろうか。成り行きが楽しみだ。

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巣に残っていたのは女王蜂と働きバチ2匹だけ。巣を覗き込んでいる時2匹のハチが飛び出していったが働きバチは皆餌探しに出掛けているようだ。働きバチが9匹羽化したところまでは確認している。その後何匹くらい巣立ってきたのだろうか、全員が揃うであろう夜半に調べてみるか。

追記 午後9時過ぎ、カミサンにライティングの助手を頼んでセグロアシナガバチの巣を覗き込み、全員集合の様子を撮る。

*正面から

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*反対側から

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ハチの貌をもって数えるに、正面から7匹、反対側から8匹、合計15匹が確認された。この一家も大所帯になったものだ。働きバチの寿命は4ヶ月くらいだと言うから、巣では世代交代があり数には自ずから一定の限りがあり増えすぎるということにはならないのだろうか。

アゲハの飛翔

琵琶湖から遡上してくる若鮎を狙ってコサギたちが捕食に来る場所がある。今朝早く其処へ行ってみたがコサギたちの代わりに先客がいた。若鮎を狙った釣り人だ。僅かな区間に5人ほど竿を出していた。竿の動きを見ているとけっこう釣れているようだった。

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鳥撮りを諦めて土手道を歩いていて、ヤブガラシにアゲハが吸蜜に来ているのを見つけ、鳥撮り用に持ち出していた重いヤツ(EOS7D+150-600mm)を振り廻すことにした。

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梅雨の晴れ間、楽しい一刻だった。

ITOU昆虫園にて

やぶ蚊の襲来に備えて虫よけスプレーを丹念に施しITOUさんの菜園へ行く。

ヤマトシジミ、ヒメウラジャノメ、セマダラコガネ、シモフリクチブトカメムシアカタテハを撮る。

ヤマトシジミはこれまで見かけたことのない小さな個体だった。

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そのほか見かけたのは、ショウリョウバッタの幼体(意外なほどたくさんいた)マメコガネ、モンシロチョウ、ナガメ、シオヤアブ、アシナガバチ、クマバチ、クサグモ、カマキリの幼体、翅がボロボロになったアゲハ、ウリハムシ等々。セイヨウニンジンボクの花ではイチモンジセセリやクマバチ、アゲハもいたが光が悪くシャツターは切らずだった。

クマバチ

梅雨の晴れ間の昼下がりITOUさんの菜園へ行く。セイヨウニンジンボクの花に来ているだろう虫たちのことが気になって出掛けたのだ。菜園に足を踏み入れる間無し首筋や両の腕を小さな蚊に襲われる。迂闊にも虫よけスプレーをするのを忘れていたのだ。それに少し汗ばんでいたから蚊の襲来が多かったのだ。セイヨウニンジンボクの花にいたクマバチなどを数ショットしただけで小さな蚊(ヒトスジシマカ・やぶ蚊)の多さに撮影を諦め逃げ帰った。

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ITOUさんの菜園の周囲はイチジク、タラ、柿の木、などが大きく枝を伸ばしているから、やぶ蚊の生息には格好の条件が揃っているのだ。それにしても何という蚊の多かったことか。

 

サブマシンにしているDELLのinspiron14の立ち上がりが非常に遅くなっている。googleの画面の立ち上がりも遅いのだ。修復作業に時間がかかりそうだがぼちぼちやらずばなるまい。思うに ”老馬千里の荒野を行く” そんな光景の作業になりそうだ。

 

今読んでいるのは司馬遼太郎さんの街道をゆく「砂鉄のみち」。古代製鉄に関する興味から一時いろんな資料や書籍を集めたことがある。そのうちの一つがこの「砂鉄のみち」。今読み直してもドキドキするほど面白い。随分昔だが「砂鉄のみち」に誘われるように安来市の和鋼博物館や何ヶ所かの製鉄遺跡を訪ねたことがある。遺跡を訪ねるのもナビのない時代だったから地図を片手にしたカミサンがナビゲーター、道に迷うこともしばしばだった。「砂鉄のみち」を読みながらいろんなことを思い出している。 

コクワガタ(メス)

6月の初め頃、玄関先でコクワガタのオスを見たが、今日は門扉の横の塀の上を這っているコクワガタのメスを見た。

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このコクワガタのメスによく似た赤い甲虫・ヒラズゲンセイの事を京都新聞デジタル版で昨夜見ていたこともあり、ファインダーを覗き込みながらいろんなことを想像していた。記事の見出しは ”危険生物「赤いクワガタ」要注意 生息域が拡大、体液でかぶれ” というかなりショッキングな見出しだった。

もともとコヤツは近畿地方には生息していなかったが、温暖な地域(四国)などから年々北上してきて、1976年に和歌山県で発見され、2009年に京都市伏見区で、2012年には滋賀県栗東市で確認されたという。そして今回は大津市和邇地区で和邇小2年の高木春毅が捕まえたのだ。

ツチハンミョウの仲間のコヤツは、敵に襲われたりすると体や脚の関節から黄色い体液(カンタリジン、有毒)を出す。人がこの体液に触れるとかぶれたり水ぶくれを引き起こすとのこと。かぶれるのは御免こうむりたいが「一日一虫」の老躯も危険生物赤いクワガタ・ヒラズゲンセイに一度は出くわしたいものだ。

 

* 6月8日撮ったコクワガタのオス

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カタツムリ

朝早くセグロアシナガバチの巣を覗きに行った折、柚子の木にいるカタツムリを偶然にも見つけた。柚子の木の高いところにいるのだ、しかも葉の上だ。どんな経路を辿ってここまでやって来たのだろうか。何とも不可解に思えてしばらく眺めていた。カタツムリはナミマイマイのように思える。

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ナミマイマイは主として滋賀県から兵庫県にかけての近畿地方に生息すると言われている。もともと生息域が狭く個体数の少ない種だ。京都府では要注目種に指定されている。

昼過ぎ再び見に行った時には柚子の葉の上にはいなかった。気になっていたから丹念に柚子の木の間を探したが姿は見当たらずだった。何処に姿を隠しているのだろうか。

昼下がりのセグロアシナガバチの巣にいたのは、女王蜂と働きバチ3匹、他の働きバチは採餌に出掛けているようだ。

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ナミマイマイを探した後ITOU昆虫園へアゲハの飛翔を撮りに行く。

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ツマグロヒョウモンも吸蜜に来ていた。かなりねばったが飛翔体は思うように撮れずだった。

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今日は料理当番の日、チキンライスとオムレツそれとトマトの冷製スープ。何とか呆け暮らしをせずに済みそうだ。

ITOU昆虫園にて

ITOUさんの菜園はITOU昆虫園と名付けているほど虫たちの数が多く、遠方まで虫撮りに出掛けることが少なくなった老躯には格好の場所なのだが、今朝の菜園はいつになく虫の姿がなかった。見かけたのは、ツマグロヒョウモン、ムシヒキアブ、マメコガネ、それとイチモンジセセリではないかと思われるセセリチョウ

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里芋の葉の上にマメコガネがいたがコイツが里芋の葉を齧ったのだろうか、大きな葉のほぼ半分ほどが被害を受けていた。

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畑ではITOUさんの奥さんが地に這う白瓜の蔓をかき上げる作業をされていた。

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庭のブロック穴のセグロアシナガバチの巣では全員集合という感じで、女王蜂と9匹の働きバチがそろっていた。

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巣の中央にいる体の一番大きいハチが女王蜂のようだ。働きバチから口移しに何かを貰っている様子も見られた。