アオスジアゲハの飛来

読書の眼休めにと思い、セイヨウニンジンボクの花にチョウたちが来ていることを期待してITOUさんの菜園へ行く。梅雨の晴れ間の昼下がり、セイヨウニンジンボクの花には、アゲハ、クマバチ、オオスカシバ、アシナガバチ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモンなどたくさんの虫たちが来ていたが、そのいずれもが梢の一番高いところや枝々の深みで吸蜜しているのだ、しかも残念なことに逆光の位置ばかりなのだ。枝々の深みから目の前の花に出てくることや梢の高みから下降してくるのを待ち続けたが思いは叶わずだった。狙い続けたアオスジアゲハの飛来は1ショットがやっとだった。

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アオスジアゲハが急降下してくるのを見ると、5年ほど前まではよく通っていた竜谷大深草キャンパスのクスノキに来ていたアオスジアゲハの様子を思い出す。深草キャンパス正面玄関先には6本ほどのクスノキの大木がそびえており、そこに数匹のアオスジアゲハが飛来してくるのをよく見かけたものだ。講座の席取りを済ませると3階のエレベータホールまで行き、講座が始まるまでガラス窓に顔をくっけるようにしてアオスジアゲハの飛翔を眺めていたものだ。山田明爾名誉教授が亡くなられて講座が開講されなくなってから深草キャンパスへ出掛けることもなく、驚くほどの速さでクスノキの高みから急降下してくるアオスジアゲハを眼にすることもなくなった。

アオスジアゲハにはいろんな思い出があり、いろんな感慨がある。

セイヨウニンジンボクの花にいたツマグロヒョウモン

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庭のオニユリが咲き始めた。

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庭のセグロアシナガバチの巣では全員集合していた、雨が完全に上がるのを待っているそんな風に見えた。読書は司馬遼太郎さんの街道をゆく耽羅紀行」、面白い。