アベリアにいたカラスアゲハ

アベリアの花に来るホシホウジャクを狙って川沿いの公園まで出掛ける。
目的のホシホウジャクは残念ながら見つからずだった。
撮れたのは、カラスアゲハとキアゲハそれとマイコアカネ。

カラスアゲハを随分追いかけ廻した、吸蜜の時間が非常に短くあちこち飛び回るのだ、敏捷性が失われている老躯は一汗かく。

公園では楠の梢から滑空してくるアオスジアゲハを見掛けたが一瞬だった。

小さな谷間の畑の斜面にヒヨドリバナの群落があった頃は、この花にアオスジアゲハがよく来ていたので撮るチャンスも多かった。
そのヒヨドリバナの群落も今は消滅してしまっている、人の手が入らなくなってあっという間に小笹が茂りその上をクズが覆いかぶさっている。
草刈りが行われないことで植生が変わってしまったのだ。
耕作放棄され原野に戻るという感じで荒れ果てていく、そんな光景があちこちで見られるのだ、なんとも痛ましく寂しくなる。
今年はもうアオスジアゲハを撮ることがないかもしれない。

帰り道、カラムシの葉の上にいたアカタテハの終齢幼虫を見る。
明日にでもこの終齢幼虫はカラムシの葉を筒状に巻いてその中に潜り込むのだろう。

機会があればその後の様子を見に来よう。


旅に出たくなっている。