赤トンボの交尾体

給油と洗車を頼んだ後長いヤツを持ち出し、秋たけなわの田圃道を歩く。

10月2日以来風邪気味だったこともあり、書斎に閉じこもっての全くの呆け暮らしが続いていた、虫撮りもせず読書もせずだった。
我ながらみっともないと思うほどの一週間、脳みそだけでなく足腰も萎えかけていた。

長いヤツを持ち出したのは走錨状態を続けている暮らしにケリをつけたいとの思いからだった。

稲刈りの終わった田んぼではレンズを向けるほどの鳥の姿はなかった。
1ショットしたのはヨシ原にいたヒタキの仲間らしいヤツ(図鑑で調べたが判別できず)

鳥たちはいなかったが、草深い畦道には無数のイナゴがいた、それにたくさんの赤トンボの飛翔が見られた。
田んぼの上を飛び交うトンボのうち半数近くが連結飛翔しているのだ。
連結飛翔体が欲しいとレンズを向けるが、EOS7D+150-600mmでは当然のことながら狙うこと自体が無理な相談だった、老躯には重いヤツを振り回す腕力はなかった。
とりあえずは止まりもので我慢だ。

赤トンボの連結飛翔体のショットで未だ満足できるものがないのだ、一枚欲しいものだ。