繁殖行動

陽気に誘われて、小川沿いの田圃道や春拵えのまだ終わっていない草叢、旧在所の集落を歩く。
3時間ばかり歩いたが不思議と人に出会わない昼下がりだった。
お陰で道端に腹這いになることもしゃがみこむことも気儘だ、嬉しくなっていた。

繁殖行動を5態ほど撮る。


アシナガバチの巣作りは進行していた、4室になっている。
その一つは出来上がったばかりと思われるものだった。
木の繊維と唾液を混ぜわせて作る巣(育房)の壁の先端はまだ湿った状態。
乾ききって灰白色にはなってはいない。

一つの育房を作り上げるのに何回ほど材料集めに出掛けるのだろうか。