ノブドウ(蛇葡萄)

今朝の散歩はPUKUさんと遠出をした。
雨上がりの上に比良颪が吹いていたので日影などではかなり寒かったが、それでも風の当たらない南斜面の畑の土手ではヤマトシジミアカタテハを見かけた。
ヤマトシジミはなんとか撮れたがアカタテハはこの時期にも関わらず敏捷に飛びまわり追いかけるのも大変だった。結局は撮れずだ。

帰りの道すがらNさん宅の石垣にノブドウの実が熟れているのを見る。

虫撮りで歩く棚田の土手や雑木林などで草の実や木の実を見付けると、つい手を出し味見をする癖があるが、このノブドウだけは手を出したことがない。
幼稚園児の頃このノブドウを食べようとして祖母から注意されたことがあるのだ。
「それは蛇葡萄といって毒があるの、食べるとお腹がものすごく痛くなるのよ」
そんな祖母の言葉を今でも覚えている。
もう何十年も昔のことなのに、その時の光景がありありと眼に浮かぶのだ。

ノブドウの近くでアシナガバチの空き巣を見付ける。

4年ほど前、女王蜂が一匹で巣作りを始めてから第1陣の4匹程の働き蜂が産まれるまでを撮ったことがある。
その時は巣がある日除去されてしまったので、巣が段々大きくなっていき働き蜂の数が増えていく過程は残念ながら撮れなかった。
そんなこともあってそれ以来時季になると、ハチの巣作りの現場を探しているのだが未だ機会に恵まれずだ。
この空き巣を早い段階で見付けていれば巣作りの様子が撮れただろうに、残念だ。

PUKUさんと別れて家に帰った時門扉の上でジョロウグモを見る。

コイツは冷たい風に打たれてこのまま死んでしまうのだろうか、それとも何処かに潜り込んで越冬するのだろうか。
明日は冷たい雨のようだ。