夕焼け空

半年ぶりに大阪に出る。
リタイアして比良連山山麓に引っ込んでしまってからは、春と秋の二回の会社のOB懇親会に出るくらいで、大阪まで足を延ばすことはほとんどない。

新快速が淀川鉄橋を渡る音を耳にして読んでいた本から目を挙げた時、真っ赤な夕焼け空を眼にした。おおっ!という感じの素晴らしい空だ。新大阪駅に入る前あたりから夕焼けのことに気付いていたらカメラをバックから取り出しておいただろうに。

時間に余裕があれば大阪駅の構内からもいろんな構図の夕焼け空が撮れただろうがそれもならずだった。
かろうじて撮れたのは桜の宮駅に降りた時だ。淀川鉄橋の車窓からみた驚くほどの赤い空はそこにはもう無かったがコンデジを取り出した。

今日の懇親会の会場は帝国ホテル24階のなだ万だ、急げば24階の窓から夕焼け空の残光が撮れるかもしれないと急いだが、到着した時には消えてしまっていた。
一瞬のチャンスをものに出来るのも日頃の精進のありようだと気付かされる。

これからの季節、琵琶湖畔でも夕焼け空を見る機会が多くなるはずだ。
いつでも飛び出せるように準備をしておかねばなるまい。