アゲハ幼虫の脱走

昨日の朝早く飼育箱の中を覗いた時、蛹化の前兆行動をしている幼虫がいた。
その幼虫の様子が気にかかっていたから寝る前に覗いてみると飼育箱の中にいないのだ。
飼育箱の中には四匹の幼虫がいたが、残っているのは二匹、一つは柚子の葉の上に、もう一つは飼育箱のフタにぶら下がってサナギになっている。

蛹化の前兆行動をしていた一番大きな幼虫ともう一つが脱走だ。

食樹の柚子の葉を新鮮なものに取り替えた時、飼育箱のフタの閉じ方に問題があったようだ。
昨年も幼虫に脱走されたことがあり、知らずにスリッパの先で踏みつぶしたことがあった。
そんな経験から書斎中を探し回したが見つからず、諦めて寝ることにする。

今朝も朝から雨、雨の日の日課の一つ書斎の片付けにかかる。
脱走幼虫のこともあるから注意深く掃除にかかっていて、TVの背面のコードにしがみついている幼虫を見つけた。どんな経路で此処までやって来たのだろうか。

クロアゲハと思える幼虫だったから羽化の様子を撮る為に飼育箱に戻ってもらおうと手を出したが、幼虫は既に蛹化のための糸を出して体をコードに固定していた。
帰還願うのを諦める。
そしてもう一匹は階段の踊場の隅にいた。

飼育箱に戻ってもらったが体は半ば乾き始めており、蛹化を始める力はもう残っていそうにはなかった。

そう言えば去年はリンゴドクガの幼虫に脱走されたこともあった。
カミサンに幼虫の脱走の話などすれば「管理はちゃんとして下さいよ」と睨まれそうだ。