ハシリグモの捕食

雑木林の林縁に咲いているシャガの花の上で、ハシリグモの捕食を見た。
このハシリグモはイオウイロハシリグモの変異種のようだ。

抱え込んで捕食しているのはハエの一種のように見える。

注意して見ているとその捕食行動は抱え込んでいる獲物を囓っているようにも見えるのだ。
ほとんどのクモは獲物の体内に消化液を注入してその体液を吸い取るのが一般的だが、ハシリグモの仲間には獲物を噛み砕いて食べるものもいるという。

それに求愛行動の習性として、オスが捉えた獲物をメスに渡してから、カップリングするとのこと、そんな現場も見てみたいものだ。

それともうひとつはバルーニングと言われる幼体の飛行シーンだ。
随分昔だが何かの記録映画で、お尻から糸を出しそれを風に乗せて飛び立っていくシーンを見たことがある。
このバルーニングによって飛び出すクモたちは、非常に遠方まで運ばれることもあるようだ。
「生物がいない区域に真っ先に侵入する生物の一つは、まず間違いなくクモである」(Wikipedia)とも言われている。
水の上を走るハシリグモなども見てみたい。

今日はハシリグモの他にツチイナゴとモンカゲロウを見た。