越冬チョウとキノコ

越冬中のウラギンシジミのことが気になっていたので見に行って来た。
雑木林の中で先日見たままの姿で木に掴まっていた。

このウラギンシジミを書斎の飼育箱に来てもらったらなどと思っていたが、環境変化が冬眠妨害になるかもしれないと思い、今回は移動を中止した。
暖かい書斎でなく飼育箱を二階のベランダに出しておけば問題はないのだろうか。

ウラギンシジミの留まっている木の近くでキノコを見つけた。
キノコの図鑑(日本のきのこ・山と渓谷社)を引っ張り出して調べてみるが同定できない。
コガサタケの仲間のようにも見えるし、コムラサキイッポンシメジの仲間のようにも見える。

このキノコの図鑑は、里山の雑木林が今ほど荒れていなかった頃、雑木林で採取してきたキノコの食用の是非を調べるために手に入れたものだ。
もう二〇数年も前になる。

雑木林から持ち帰ったキノコをカミサンは気味悪がって料理してくれず、自分で料理して食べたことが何度かある。マキノの奥の松林で見つけて持ち帰ったハツタケを少し甘辛く煮付けて食った時は美味かった、そんな思い出もある。
あの頃から食いしん坊だったんだ。