ヨコヅナサシガメ

国道161号線の柳が崎交差点からびわ湖大津館へ向かう道の両側は見事な桜並木が続く。
桜は相当の老樹だが大事に管理されているようで樹勢は今も盛んだ。
その桜の木でヨコヅナサシガメを見つけた。

このヨコヅナサシガメには苦い思い出がある。

もうかなり前だが、やはり桜の老樹にいたヨコヅナサシガメのコロニー(羽化したばかりの赤い羽根をしたサシガメを交えたかなりの数がいた)を撮ろうとしていて、指先を刺されたことがあるのだ。アシナガバチに首筋を刺されたこともあるがそんな痛さだった。不勉強にもその当時はヨコヅナサシガメが刺すとは知らなかったのだ。

ヨコヅナサシガメの貌をよく見ると、獲物にその嘴を挿して体液を吸い取る口を持っている。
人を刺すということは余程のことがなければないのだろうが、ヨコヅナサシガメを見るとこの時の痛さを思い出す。

桜並木ではツツジの花に巣を造っていたハナグモとツバメシジミも見た。

虫撮りをしていて写真仲間のAさんとその友人に逢う。