書斎に来たカラスアゲハ

京都新聞(8月28日)の「ソフイア」欄の記事(粟野菊雄さんの寄稿文)が、今朝も気になっていて、噛み締めるようにまた読み直した。

津波の約1ヶ月後、小さな袋を手に寒い瓦礫の浜を彷徨っている中年女性の後ろ姿が4月10日の「岩手日報」に載った。彼女は配給されたわずかなパンやお握りを夫と分け合って食べようと未だ帰らぬその姿を求め続けていた。被災地から遠く、日常性でしか動けない者がこの写真を見て何が出来るのだろう」と粟野さんは問いかけている。

私にとっては重い問いかけだ。
日々の暮らしの中で自分に絶えず問いかけ続けねばならない問だろう。

いろんな事を考えている時、まるで息抜きに如何と言わんばかりに2匹の訪問者があった。
カラスアゲハとヒゲナガカメムシだ。
この2匹の写真を撮った後下期講座の受講料を振込に銀行に出掛ける。


柄にもなくあまり難しい問を自分に向けない方がいいのかもしれないな。
そんな思いと問は私の中で堂々巡りしている。
明日は早朝から虫撮りに出かけた方がいいかもしれない。