立ち読み

これから暑さが厳しくなってくるとそうめんを食する機会が多くなる、そんな折の一人前用の大振りなガラスのそうめん鉢が欲しい、それに星野道夫の「Alaska」など一連の写真集も見てみたい、そんなことから京都に出掛けた。

JRの最寄りの駅に向かう途中道端の花壇の百日草にナミアゲハが来ているのを見付け、バックからコンデジを引っ張り出した。
電車の時間を気にしながらの1ショット。
これまで鳥撮りに夢中だったからアゲハは初撮りだ。


河原町通丸善京都本店に潜り込む。
星野の「アークティック・オデッセイー遙かなる極北の記憶」や「悠久の時を旅する」など、これまでだったら8.000円近い出費も厭わずに即座に購入しただろうが、書棚を整理しにかかっていることもあり、購入に一呼吸おいた。
2時間近くいた、これほどの時間書架の間を廻りながら立ち読みしたのは何年ぶりだろうか。
「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ」・川上和人
「不在の騎士」イタロ・カルヴィーノ  など面白い本を幾つも見付けた。
ネットの書店では味わえない見付け出す楽しさと立ち読みを満喫する。
折に触れて本屋さんに潜り込まなくてはなるまい、立ち読みのなんと面白いことよ。


高島屋にも大丸にも欲しいと思うそうめん鉢は無かった。


祇園祭が始まるとあちこちのショーウインドウに鉾や山のミニチュアが飾られるのだが、今日は僅かに扇子店のショーウインドウで見ただけ。

いつも楽しみにしている田中彌のショーウインドウには未だ飾り付けがされていなかった。

7月になれば飾り付けられるのだろうか。

いつもの写真ギャラリー3ヶ所を覗く、お気に入りの一枚が無かった。