6月の初め頃、玄関先でコクワガタのオスを見たが、今日は門扉の横の塀の上を這っているコクワガタのメスを見た。
このコクワガタのメスによく似た赤い甲虫・ヒラズゲンセイの事を京都新聞デジタル版で昨夜見ていたこともあり、ファインダーを覗き込みながらいろんなことを想像していた。記事の見出しは ”危険生物「赤いクワガタ」要注意 生息域が拡大、体液でかぶれ” というかなりショッキングな見出しだった。
もともとコヤツは近畿地方には生息していなかったが、温暖な地域(四国)などから年々北上してきて、1976年に和歌山県で発見され、2009年に京都市伏見区で、2012年には滋賀県栗東市で確認されたという。そして今回は大津市和邇地区で和邇小2年の高木春毅が捕まえたのだ。
ツチハンミョウの仲間のコヤツは、敵に襲われたりすると体や脚の関節から黄色い体液(カンタリジン、有毒)を出す。人がこの体液に触れるとかぶれたり水ぶくれを引き起こすとのこと。かぶれるのは御免こうむりたいが「一日一虫」の老躯も危険生物赤いクワガタ・ヒラズゲンセイに一度は出くわしたいものだ。
* 6月8日撮ったコクワガタのオス