柚子と野猿と

今日は冬至の日だ。いつものように冬至の柚子風呂にと思い、庭の柚子の収穫をする。

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青い小さな実の頃にかなりの落果があったから、今年は収量も少ないだろうと思っていたが思いの外の数がある。

脚立に登って実を収穫していた時、Mさん宅のブロック塀の上を足早に渡っていく5匹ほどの野猿の小集団を見つける。先日も、カミさんが我が家のフエンスの上を移動していく猿を見たという。食べ物が少なくなった冬場だ、山から降りてきたのだろう。

今年2月14日のブログに、庭の柚子の実を野猿が食ったのではと思える、柚子の皮の散乱した画像をアップしている。全く食べ物が見つからなくなると酸っぱい柚子をも齧るようだ。

とりあえずポリバケツ2杯を取り入れた。季節折々に収穫した野菜をよく届けてくれるIさんと孫娘のところへおすそ分けだ。まだバケツ4~5杯分は収穫できそうだ。木の上で萎びてしまわないようにできるだけ早めに取り入れねばなるまい。

飢えた野猿のために幾つかは残しておいてやらねば。猿が取り易いできるだけ棘の少ない枝を選んで残しておいてやろう。

野猿のショットは幾つも持っている。鳥撮りの折に出くわして撮ったヤツだ。

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しかし残念ながら何かを喰っているというシーンはないのだ。老いが深まって遠出が出来づらくなっている現在、庭先で野猿が柚子を食うシーンが見られれば幸せだろうに。

 

 飢えたるか 柚子喰う野猿や 冬の庭      風来坊

 ひもじいか 酸っぱき柚子喰う 猿がいる    風来坊