小さな小さなカタツムリ(2)

料理の準備をしていて、スーパーで買い求めた水菜に小さな小さなカタツムリがくっついているのを見付ける。地元産の水菜とは言え、収穫されてから店頭に並びそして我が家に来るまでには、少なくても3日ほどはかかっていただろうに、小さな小さなコヤツは至って元気、水菜の上をゆっくり動いているのだ。後ほどの1ショットのために小皿に取り出しておいた。

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1円玉に乗るほどの小さなコヤツを眺めながら、握り拳以上もある大きなカタツムリと小学低学年の頃の孫のことを思い出していた。

10数年前,孫たちと沖縄旅行をしたことがある。この時、海岸沿いのジャングルでかって見たこともない巨大なカタツムリを孫が見つけ、それを虫かごに入れて持ち帰ろうとしたのだが、空港の搭乗ゲートで、本土へ持ち込むことは出来ませんと言われ取り上げられたのだ。大事なものを取り上げられた悔しさと悲しさで、孫は泣き出しそうになっていた。悲しさで涙がこぼれそうになるの必死に堪えていた孫の顔を鮮やかに思い浮かべている。

そんな孫もつい先日1児のパパになった。時の流れのなんと早いことか。

生々流転、ふとこんな言葉がよぎって行った。