キアゲハを狙うカマキリ

連日降り続いた雨は所によっては記録的な大雨のようだった。雨は各地に河川の氾濫や土砂崩れなどの被害をもたらせている。この停滞していた前線も今日は南に下り久しぶりの快晴。陽射しに誘い出されて半月ぶりの虫撮りに出掛ける。小さな谷間の虫撮りのフィールドまで行ってみたいが、風はあっても道中の陽射しは真夏そのもの。暑さに負けて近くのITOUさんの菜園に潜り込むことにした。

一昨年まではこんもりと茂っていたランタナはバッサリ刈り込まれてしまって小さくなっている。その僅かばかりの花にキアゲハが吸蜜に来ていた。ランタナの花の一つで若齢体のカマキリがキアゲハを狙っているのを見付けた。

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キアゲハは短い吸蜜を終えると飛び立ち、しばらくしてからまた戻ってきては花に口吻を差し入れる。こんな行動を何度か繰り返していた。チョウが来るたびにカマキリはそろりそろりと跳びかかれるように間合いを詰めるのだが、カマキリに捕食のチャンスは無かった。

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カマキリも脱皮を重ねて終齢体まで大きくなれば、獲物も捕れるのだろうがコヤツは3齢体程だろうか、経験不足のように思われた。

菜園では、コミスジ、オクラの花にいたマメコガネ、キリギリス・メス、ムシヒキアブ、尾状突起の一つを失ったツバメシジミクマゼミアブラゼミショウリョウバッタなどを見た。

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7月30日以来のブログを書きながら,旧い知人のMさんのことを思い出していた。数年前まではほぼ毎日のようにブログを更新していたから、4・5日も書かずにいるとMさんは「体調は如何かね」などとメールを寄越して安否を気遣ってくれていた。そんな彼も逝ってしまって3年が経つ。誤嚥性肺炎での急逝だった。

虫撮りが出来る自分を好としなければならないが、この老躯もいつまで元気でいられるやら。

大雨の前線は再び北上して来るようだ。