青いトラクターとムクドリ

今日は雨の一日、昨日撮った写真の整理をする。ヒバリの採餌やケリの飛翔、草刈りの作業風景、それに田拵えする青いトラクターとムクドリなど、面白いものが多かった所為で、900弱のショット数を撮っていた。30枚ほど残すのにけっこうな時間を喰われていた。

ケリの飛翔体を撮った後フィールドを半周して帰っていて、ヨシ原の向こうに青いトラクターが代掻きをしているのを見掛ける。カラスやサギなどがトラクターの近くに来ているかもしれないと思い寄り道した。

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カラスやサギなどはいなかったがムクドリが数羽いた。

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ムクドリをもう少しアップで撮りたいが200mほど先の田んぼなのだ。近づくには農道を1Kmほど迂回しなければならない。いいショットを狙うには接近が肝心だが鳥撮りで草臥れていたこともあり、老躯は歩き出すこともなかった。

トリミングしてムクドリを大きくしてみたが、2020万画素数では絵は荒れてしまっている。カラスが1羽来てくれたがすぐさま飛び立ってしまった。

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青いトラクターとムクドリの写真の整理をしていて、ふと、弥生時代の頃の稲作や稲の伝来のことが気になり、松本清張の「古代史疑」に稲に関する1章があったことを思い出し書棚を探した。

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初期稲作の鉄製の鍬や鋤があまり無い頃の田んぼ拵えは木製の鍬や鋤だ。これでは土塊1片掘り起こすのも相当な重労働だっただろう。弥生人の苦労が目に浮かぶ。牛馬が代掻きに使われるようになってからも田植え作業は大変な仕事だったはずだ。いろんなことを想像していた。

雨の日には稲作文明に関して一度じっくり調べてみるか。