アミガサタケとビロードツリアブの交尾体

この時季、雑木林に潜り込むとプロパンガスのような匂いを嗅ぐことがある。ヒサカキの匂いだ。匂いというよりも臭いと書くほうがいいかもしれない。小さな谷間にも少し大げさだがこの臭いで充満していることがあったが、今は僅かばかりの臭いになっている。段々畑への道端にあった樹高4m近いこんもりとしたヒサカキが、根本からバッサリと切り倒されたのだ。

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小さなヒサカキの近くでアミガサタケを見つけた。

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コヤツは食べられると聞いたことがある。バターを使ってじっくり煮込むとしこしこした歯ざわりで美味いようだ。好奇心旺盛だから見慣れぬものも食してきたがコヤツを頂いて帰る気にはなれなかった。(生食は中毒する)

コヤツから眼を上げた時眼の前をビロードツリアブの交尾体が飛び、一段下の畑の草むらに降りた。ソヤツを追いかけて枯れ草の斜面を滑り降りる。最近は滑り降りるなどという無謀なことをしないようにしているのだが、80歳過ぎの老体がカメラを抱えて滑り降りているのだ。我ながら無謀さに呆れる。カミサンにこんな事を話したら睨まれるだろうに。

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生まれたばかりと思われる鮮やかな紫色の翅を持つヤマトシジミを見掛ける。その鮮やかな紫の翅が欲しかったが追いかけきれずだった。

スミレとノジスミレを撮る。

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本日好天 いい一日だった。