カミサンの放射線治療の帰り、ゆっくりと上っていた階段でアブラゼミの落ち蝉を見る。出掛ける時には眼にしなかったから留守の間に落ちてきたのだろう。アブラゼミの鳴き声を聞かなくなってから随分経っているように思うが、ここに横たわっているヤツは命の終わりが今日だったのだろうか。それとも木蔦の茂みで死んでいたヤツが何かの拍子で転げ落ちて来たのだろうか。
よくよく見ていると、小さな小さなアリが数匹落ち蝉の上に来ていた。
そう言えば今年は階段や擁壁の上で小さなアリが長い列をつくって移動していくところを見たことがない。またバッタの亡き骸などに群がっているシーンなども見ていない。長い梅雨やその後の猛暑の連続でアリの活動も不活発だったのだろうか。
今日で8月も終わりだ。自分自身も虫撮りにも鳥撮りにも出掛けずの全く不活発な1ヶ月だった。涼しくなればカミサンの体調の良い日を狙って少し遠出をしてみたいものだ。
落ち蝉を拾い上げおりガンを病む妻 風来坊
最近、Amazonを語ったフィッシングの詐欺メールやアカウントの確認を促すようなメールがよく来るようになった。用心しているがうっかりしていれば引っ懸かりそうになるメールだ。
