シュゼンジカンザクラ

滋賀県立総合病院近くの小さな用水路の土手で咲き始めている緋桜のことが気になって、カミサンの病室を出た後駐車場へは遠回りだが見に行った。シュゼンジカンザクラと種名を説明するプレートが桜の木に吊るされていた。

カンヒザクラオオシマザクラの雑種と推定され、原木は伊豆の修善寺境内にあるとのこと。Webで調べてみたがこれ以上詳しいことは不明だった。

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陽気がいいとはいえ風は冷たい。日陰の路地道を歩いていて突風に見舞われるとやはり身震いする寒さだ。この時期は早咲きの桜よりもやっぱり梅のほうがいいと思う。ご近所に大谷大学の元教授だったAさんのセカンドハウスがある。手入れされずに放置された庭は枯れ草が伸び放題、その中に大きな白梅の木が枝を伸ばしていて、今見事なほどの花盛りなのだ。孫娘の家の犬(コーギー・メス 名前はTAO)と散歩に出た折には、かすかに香る梅の香を楽しみに暫くの間、その樹の下に佇んでいる。

 

 病む妻の爪を切りおり梅の春   風来坊

 病む妻の足の爪切る八十の春   風来坊