ITOU昆虫園にて

陽射しが厳しくなる前にと思い9時過ぎITOUさんの菜園へ行く。昨日オニユリの葉の上で見たゴマダラカミキリのことから、イチジクの木にキボシカミキリが出現していないだろうかと思い出掛けたのだ。足元に拡がるカボチャやウリの蔓に注意しながら、丹念にイチジクの木の上を探したがカミキリの姿は見つからずだった。少し時季が早いようだ。イチジクの木で見たのはベニシジミ1頭のみ。

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イチジクの木の近くのインゲン豆の畝で褐色型のトノサマバッタを見た。

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昆虫写真家海野和夫さんのデジタル昆虫記「小諸日記」などでバッタの跳び出すシーンを見ると自分も撮ってみたいとよく思ったものだ。そんなこともあってこれまで何度も挑戦してきたが空振りの連続だった。今日も1ショットした後、跳び出しを狙うためにカメラのモードをチエックし、高速連射、ライブビュー撮影、シャッタースピード優先にしようとファインダーから眼を離した。作業は瞬時に完了。しかし再度バッタのいた場所に視線を戻したがそこにバッタの姿はなかった。

残された時間で老躯は跳び出しのシーンが撮れるだろうか。

 

菜園の片隅で半夏生を見る。今年は例年に比べて半夏生の株数が随分少ないのだ、何か理由があるのだろうか。

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読書中の山下博司著「古代インドの思想  自然・文明・宗教」非常に面白い。先日の講演会の時に感じた薄味を補ってくれるに十分な旨味だ。インドの気候・風土・社会構造などから文明と宗教を捉える内容は、先の講座「仏教を生んだ古代インドの宗教的土壌」に付加するに好い塩加減なのだ。

 

セグロアシナガバチの巣に特に変化は見られない。