羊頭狗肉

山科の笠原寺で面白そうな講座 ”「釈迦の生きたインド 仏教を生んだ古代インドの宗教的土壌」講師・天野恭子京都大学人文科学研究所 特定准教授” が開かれることを知り湖西道路をブッ飛ばし行ってきた。会場は笠原寺の本堂、ほぼ満席の人だった。

f:id:gagambow23:20190621173750j:plain

「仏教を生んだ古代インドの宗教的土壌」というタイトルに魅かれて出掛けたのだが、私の口には合わなかった。酷く薄味だったのだ。古代インドの宗教的土壌ということから、釈迦が悟りを啓く当時の宗教的土壌であるバラモン教の話は当然のことして、六師外道と言われたジャイナ教、アージーヴィカ教などに関する話も出るかと期待していたのだが、バラモン教の儀式やヴェーダ等についての簡単な話があっただけ(講演時間一時間ではこれが精一杯だったと思うが)不味いものを食った思いだった。「羊頭狗肉」だ、帰りの車の中でぶつくさ呟いていた。