キジのフィールドへ出掛けるのはほぼ半月ぶり、早朝のフィールドへ出掛けた。
路肩に車を停め田んぼ道へ足を踏み入れた時、幸先よく2羽のキジを見る。しかし、幸先良しと思ったのはほんの一瞬だった。ヨシ原の向こうの田んぼ道から田んぼ見廻りの農夫が姿を見せると、途端に、1羽のキジは驚くほどの速さで田植えされていない田んぼの中を遠くまで駆け去り、もう1羽は近くの草はらに姿を隠した。
農夫が一仕事終えて立ち去るのを確認してから再び田んぼ道に入り、カメラと三脚をセットする。ヨシもガマも随分背が高くなっているからキジを見つけ出すのは容易ではない、居場所を知るには一声啼くのを待つ以外にないのだ。コーヒータイムにした。小半時ほどしてから甲高い啼き声を想像もしていなかった耕作放棄地から聞く。
ガマの生える湿田の一角にヤツはいた。
久しぶりのキジ撮り、いい半日だった。