キジを追いかけて

耕作放棄地周辺の田圃では田植えが一段落し、人の気配も疎らになった。そんなこともあってだろう、早朝のフィールドでは3羽のキジ(オス)を見かけた。その中でもCブロックの遠い端っこにいたヤツは、ヤツとの出会いから縄張りの草むらに隠れるまでの1時間近く付き合ってくれた。

遠い田のの畦から半身を出している姿を見かけ急ぎ足で間合いを詰める。

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こちらの近づくのにも恐れげなくゆっくりと全身を現した。

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ここから1時間近い付き合いが始まった。

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甲高いケーンケーンの啼き声と母衣打ちをある間隔を置いて都合4度ほど演じてくれた。演じ終わる度にどうだいと言わんばかりに振り返ってこちらを見るのだ。

かなりの時間がたった後ヤツは舞いもこれで終わりと動き出す。それから私を避けるように少し遠回りしてから農道を横切り、Bブロックに向かった。

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オスが向かった田んぼの中にはメスがいたのだ、三脚を立てていた右手側、田んぼ一枚分先、16・7mほどの近くだった。

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ここでもオスのキジはいろんな仕草を見せてくれた。メスに対するアピールだろう。それに対するメスの無関心と見える振舞い、餌探しに余念がないのだ。しばらく経ってからメスが草むらに入り後を追ってオスも姿を隠した。

 

初夏好日 いい一日だった。