無愛想なヤツ

早朝のフィールドで2羽のキジを見かける。

いつになく無愛想なヤツだった。1羽はこちらに気付くと同時に近くのヨシ原に逃げ込み、もう1羽は農道を足早に駆け出して行った。

農道を駆けて行ったヤツは、100mほど行ってから安全な距離を確保したように立ち止まり、何度もこちらの様子を窺っているのだ。

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少し間合いを詰めようと歩きはじめるとヤツはゆっくりと反転し草むらに入って行った。草むらから再び姿を見せることはなかった。

田んぼ道を歩いていてイタチを見つける。コイツも人の気配に敏感だった、一瞬で姿を消した。

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コヤツは繁殖時のキジの天敵、卵や雛を狙ってやって来るのだ。

 

小一時間ほど経ってから甲高いキジの啼き声を思いもよらぬ方角から聞く。

重いヤツを載せた三脚を担いで小走りで声の方角へ向かう、鼓動が上がっていた。

3区画ほど向こうの田んぼのはずれにヤツはいた。アップで撮りたかったが、近寄るに畦道もない遠くの場所、母衣打ちを見せてくれたが遠かった。

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 春日快晴 まずは好日だった、呆けずに済む。