モズ

昨夜は晩くまでピーター・マシーセンの「雪豹」を読んでいた所為で起き出したのが10時過ぎ、買い物から帰った後も暫くの間何もせずボケッとしていた。
そんな呆け暮らしの最中、小学生の頃のことを突然思い出す。
宿題もせず申し付けられた用事もせず遊び呆けていると、母親から「兄ちゃんは今日はぐうたらべのぐうたら子じゃったね」と言われたものだ。
「ぐうたらべのぐうたら子」なんとも懐かしく思える言葉、心の中で繰り返していた。

陽が傾き始め肌寒くなった野面でモズを見る。

ぐうたらべのぐうたら子に区切りを付ける1ショット。

明日から霜月だ、なんとも速い時の移ろいだろう。
残された時間は少ないのだ、ぐうたらべのぐうたら子をしている暇はない、明日は早起きして遠出してみるか。