ヤマトシジミの交尾体(2)

小さな谷間の向こうの段々畑の草むらを歩く。
中秋だが暖かい所為か意外なほど沢山の虫を見た。
ツマグロヒョウモンアカタテハ、キチョウ、キタテハ、ヤマトシジミアキアカネベニシジミ、オンブバッタ、アシナガバチ、コガタスズメバチ、ホソヒラタアブ、クサギカメムシ等など。
中でもヤマトシジミのペアにアタックするヤツを片膝をついてかなりの時間眺めていた。


先日もペアにアタックするヤマトシジミを見たが、その時と比べて今回のアタックは随分と回数が多かった。

畑の斜面ではお茶の花が咲き始めている。

このお茶の花に虫たちが来ているのを見掛けたことがないのだ、何か理由があるのだろうか、それとも見掛ける機会がないだけで虫たちは来ているのだろうか。
お茶の木の上では幾つものクサグモの巣網が掛けられている。

クサグモが巣を張るということは虫たちが来ているはずだ、お茶の花の花期は長いから出掛けてきて時には注意して見なければなるまい。

少し肌寒くなり始めた道端の石の上にヤマトシジミがいた、陽の温もりを残す小石から暖をとっているそんな感じだった。


秋日好天、呆けずに済んだ。