チャドクガの幼虫

キアゲハを追いかけて段々畑の斜面を滑り降りた時、眼の前のお茶の木にチャドクガの小集団が点々といるのを見つけ、たたらを踏んだ。

毒針毛を持つヤツだ、一度だけ左二の腕をコイツにやられたことがある。
赤みを帯びた二の腕のかゆみをともなう皮膚炎は一週間近く続いたことを覚えている。

耕作放棄された段々畑の草叢では、点在するアザミの花に5頭ほどのキアゲハが来ていた。
いずれも羽化したばかりと思える新鮮な個体ばかりだった。

それに引き換え、求愛行動らしい振る舞いをしているアゲハの雌雄の翅はかなり傷んでいた、羽化してから長い時間が経っているのだろうか。
翅の傷みは何が原因なのだろうか、いろんなことを想像していた。

ヒカゲチョウを撮る、今季はあまり見掛けなかったヤツだ。


段々畑の上は陽射しは強いが爽やかだった、眼下の琵琶湖もオーシャンブルーで綺麗だ。
まずは呆けずに済んだ一日、好日としよう。