小さな谷間を越えた向の畑ではニラの花が盛りの頃ではと思い、虫撮りに行く。
昨年は一畝全部がニラという感じでニラの花畑が広がっていたが、残念ながらその場所は除草用の黒いビニールシートが被せられ、畝の縁にぽつりぽつりと僅かばかりの花が在るだけだった。
ニラの花畑だった昨年はアゲハ、キアゲハ、ツマグロヒョウモン、キチョウ、セセリチョウの仲間などを見掛けたが、今回はアゲハを見ただけだった。
3段ほど下の畑は一昨々年から人の手が入っていないこともあり、雑草とヤブガラシが繁茂している、そのヤブカラシにスズメバチが数匹来ているのを見付け雑草の斜面を滑り降りた。
コガタスズメバチの行動は蜜を求めているというよりも実を囓っているように見えた。
ヤブカラシにはアゲハも来ている、こちらは吸蜜だろうが、ヤブガラシの花は小さな小さな花なのだ、こんな花から蜜が採れるのだろうか、そんなことを思いながらファインダーを覗いていた。
ヤブガラシの実を囓っているコガタスズメバチの貌を正面からアップで撮りたいものだ。
次回来る時は180mmマクロや1.5テレコンも持参しなければなるまい。