公開講座に潜り込む

虫撮りも鳥撮りも休んで京都へ出掛ける。
目的の場所は立命館大学衣笠キャンパス
たまたま新聞で「縄文から弥生へ・環境変化が与えた影響」という講座の情報を見て来たのだ。

講師 矢野健一教授(考古学)の遺跡発掘や遺物などからの知見に基づく縄文時代の話は、とてつもなく面白かった。
ことに、縄文の村は小さかったこと(貯蔵穴群や墓群などから、村の人口は成人6〜8人+未成人12〜16人)、村が継続していくには食料確保と配偶者確保が重要であること、結婚する範囲は広域にわたること、婚姻関係を含む社会関係が広域化すること、弥生時代直前の寒冷化と稲作導入の関係(なぜ稲作が導入されたか)....等などはこれまで聞く機会のなかった内容だけにすごく面白かった。

夢中で聴いていたが2時間の講座だ終盤は硬い椅子が厳しかった。
次回来る時はマット代わりになるものを用意してくる必要がありそうだ。

アオサギとバサー (昨日湖岸で撮ったもの)