キジの母衣打ち

若いオスのキジを追いかけていて母衣打ちを撮った。

この若いオスを見つけたのはオオヨシキリを一頻り撮った後、次のフィールドへ向かってぬかるんだ畦道を歩いている時、100mほど先の農道に佇んでいたのだ。

20m程まで間合いを詰めてからこの間隔を保ってキジの歩みに合わせ後を追った。
キジは敵から逃げるのに小走りで走ったり草叢にスイッと身を沈め隠れたりするのは得意だが、翔ぶのは苦手、このことは承知していたが、まさに翔ぶのは苦手というシーンを今日は目の前にした。

限界の間合いを越えるとキジは向こう岸へ逃げようと、幅2m位の農業用水路の縁でジャンプの姿勢をとった、しかし飛び出さないのだ、思い直したように足早に歩き出す。
この翔ぼうとする試みが2度あった。
そして遂にはコンクリートの橋を渡って向こう岸へ。

今日は午前中フィールドにいたがキジの夫婦は見掛けなかった。
メスの姿もなかった。