ケリ・翔ぶ

春の田拵えの始まった田圃の畦道にしゃがみこんで、タネツケバナの群落を覗き込んでいると眼の前の枯れ草の葎からムクドリが飛び出す、それと同時にその先の田圃からケリが翔び立つ。
久しぶりに見るケリだ。
2区画ほど先の田圃に降りるが600mmでは豆粒だ、ケリの飛翔体欲しさに追いかけた。
いつもだったら老躯の安全のため少々遠回りになっても広い農道を通るのだが、ケリ撮りたさに幅20cm程のコンクリート製の境界畦を渡った。
一脚を付けたEOS7D+150-600mmを抱えてソロリソロリと渡る、誰かが見れば老いたピエロの綱渡りに見えたことだろう、50mほどを渡るのに苦労した。
苦労した甲斐はあった。

タネツケバナ

田圃の畦道には、オドリコソウ、ナズナ、スミレも咲いていた。
次回来る時は、バリーアングル可能なEOS70Dに100mmマクロや広角マクロ、ローアングルOKの三脚やマクロスライダーなどを持参だ。