仲睦まじく

読書疲れの眼休めに長いヤツを持って湖岸へ行く。
岸辺や沖合それに漁港でも鳥達の姿を見掛けなかった。
見掛けたのは僅かにオオバンカルガモカイツブリ、沖合のエリの杭に止って休んでいるカモメが3羽、あれほど賑やかだった湖上が寂しい限りだった。
秋の終わり頃渡来してきていたコガモヒドリガモキンクロハジロオナガガモなどカモの仲間たちは北へ帰ってしまったのだろうか。
こんな寂しい状況だったから、アシ原や近くの楊柳の木でメジロエナガ、モズを見掛けた時はホッとした。
楊柳の木のメジロカップルをファインダーに捉えた時は、その姿の微笑ましさが何とも言えず嬉しかった。

一昨年の10月の半ばに鳥撮りを始め、いろんな鳥達を見てきたがこんなカップルを見たのは初めてだった。
メジロは何処で巣作りをするのだろうか、ヨシ原の茂みの中で子育てするのだろうか。
これまでは虫の季節が始まると鳥にレンズを向けることは無かったが、今季は折々に長いヤツも持ち出さねばなるまい。