月夜の時雨

料理のあしらいにと思い柚子を採りに庭に出た時、東の空に満月に近い月を見る、それに細かい雨が貌に当たる。月夜の時雨だ。

月明かりの中を雨脚を白くしながら通り過ぎて行く時雨のことを「月時雨」と言うようだ、そんな月時雨の光景を写し止めるには、どんなテクニックが必要なんだろうか。
料理当番の日で無ければ、三脚やストロボなどを持出していろいろやってみるのだが。
とりあえず内蔵ストロボで1ショットする。

月光写真家と言われる石川賢治さんの「月光浴」等が見たくなっている、明日は京都へ出る日だ、ジュンク堂書店に立ち寄って探してみるか。

  しぐるるや死なないでいる    山頭火