眼状紋・ウチスズメ

門扉を開けた時、玄関先のシロダモの木の薄暗がりに灰色の大きなガがいるのを見付ける。
一昨日Mさんが届けてくれたトビイロスズメはその姿を撮った後逃がしておいた。
そんなことから一瞬トビイロスズメではと思ったが、翅の形や色が違っていた。


何ショットかした後指先でそっと突っいてみる。
飛び立ち近くの玉砂利の上に落ちた時、後翅に眼状紋らしきものが見えた。
初めて見るガだった。

書斎に来てもらい全開した翅の眼状紋を撮る。
Webで調べてみるにウチスズメだと判る。

天敵を威嚇する為の見事な偽の眼、眼状紋、普段はこの模様を隠しているが捕食者が接近してくると翅を大きく開き後翅の眼状紋を見せるという。
鳥類はフクロウやヘビの丸い大きな目玉に似せたこの紋様に恐怖感を持つ、そんな実験結果もあるようだ。

庭のオニユリは終末期に入っているが今日は僅かに残ったその花に、キアゲハ、ナガサキアゲハツマグロヒョウモンが来ていた。