水滴の中の風景(3)

オニユリなどに付いている雨のしずくが消えてしまわないうちにと早朝の庭に出る。
水滴写真の練習だ、Eos7D Mark2+100mmマクロ、リモートシャッター、三脚の取り合わせ。
水滴の中に映り込んでいるであろう花や風景に目見当をつけ三脚を据えるが、思う光景にはなかなかぶつからない、三脚の移動を繰り返す。

ライブビューにして画像を調整していた液晶モニターから顔を上げた時、少し離れたオニユリにキアゲハが来ているのを見つけ急いでカメラを三脚から取り離す。

シルイの自由雲台とクイックシューにしてから、カメラの取り外しが以前のものより素早く出来るようになってはいるが、アゲハが飛び去らないようにと願いながらでは即座というわけにはいかない。
こんな状況にぶつかることもあろうかと、虫撮りに出掛ける時はカメラは常に2台準備している。マクロと望遠ズームの2台体制だ。
今回も望遠ズームが手元にあればまた違ったシーンが撮れただろうに、残念だ。