トビイロトラガ(2)

庭先に出た時、ノウゼンカズラの葉陰にトビイロトラガがいるのを見つけ書斎に来てもらった。
今月の始めころ一度見たことがあり二度目の出逢い、書斎に来てもらったのは前回撮れなかった開翅した姿が欲しかったから。
虫捕りカゴの中でパタパタ跳びはねるヤツをなんとか撮る。

トビイロトラガは自然な状態で休息している時は翅を閉じている、開翅したところを撮るのはこんな状態で撮るしかないのだ。

*7月の始め頃撮ったもの


カミサンが孫娘のところへ桃を届けに行った帰り道、薄暗くなり始めたT字路の角で家族連れ三人と危うくぶつかりそうになったようだ。
三人ともスマホを持っている、話ぶりからTVニュースで見ていたポケモンGOのようだと思い、「ポケモンですか」と声をかけると、中学生らしい女の子がハイと小声で答えたという。
ポケモンGOが早くも湖西に来ていたのだ、ゲームから縁遠くなっている老爺は驚く他なかった。

虫撮りの老爺が珍しい虫を撮りたいように、ゲーマーも珍しいポケモンをゲットしたいのだろう。
珍しい虫を見つけ撮りたい一心で道端に腹這いになったことも何度かある、ゲーマーもポケモン欲しさに夜の路を厭わず歩いているのだ、カミサンの話を聞きながらそんなことを思っていた。

ノウゼンカズラは完全に終わった。
オニユリも終期に近い、代わりにタカサゴユリの小さな蕾が顔を覗かせ始めている。