ササグモの幼体

庭の柚子の木で孵化したばかりだと思われるササグモの幼体を見付ける。


最初幼体を見つけた時には親グモは柚子の葉裏の少し離れた所にいたが、孵化したところをよく見ようと葉をそっと裏返す、するとササグモの親は巣に戻ってきた。
ササグモは人が近づいたりすると、葉裏に隠れたり逃げ出すのものだが、それが逆に近寄ってきたのだ。
巣の異常を感じ子供を護ろうするかのように巣に戻ってくる、これもクモが持つ一種の母性本能なんだろうか。

柚子の木をよくよく見るとあちこちに小さな小さな幼体が散らばっていた。

この巣ではどのくらいの数が孵化したのだろうか、成虫にまでなるのは何%なんだろうか、幼体が拡散していく時お尻から糸を出し風に飛ばされて行くのだろうか、いろんな事を想像する。
これも老体の楽しみの一つなのだ。


ITOU昆虫園の様子が少し変わっていた。
畑の周りの草刈りが行われ、半夏生の一叢が刈り込まれて無くなっている。
法面のランタナやタラの木の一部も刈り込まれているのだ。
虫撮り人には残しておいて欲しい草叢だが..........。
見上げていたタラの木の近くでヤブキリの未成熟体を撮る。

本日好日。
読書も先ずは捗っている「神々の沈黙」”第1部・人間の心:第5章二つの部分から成る脳”まで読み終わった。