シオカラトンボの貌

昆虫写真家海野和男さんの「昆虫顔面図鑑」を見ながら、自分の「虫たちのポートレート」と名付けたファイルのことを思い出していた。
ある時期、虫の貌のことを意識してファインダーを覗いていたこともあった、それがいつの間にか意識することもなくなっている、思うに雑木林の急坂などで足腰の衰えを感じ始めた頃からのようだ。

先日のもりやま芦刈園で撮ったシオカラトンボの一枚から、トンボの貌を切り出してみた。

虫たちの貌をアップで切り出そうとする為にはシャープさが要求される。
これまで以上にシャッタースピードや絞り加減に工夫が必要だ、それに老躯には手振れ防止のための一脚が最低限必要になるだろう。


今夏は庭に来る虫たちのうちシラヒゲハエトリやネコハエトリグモの貌をアップで撮ることを一つの課題にしよう。
明日は早起きしてイトトンボの貌を狙いに行くか、用水槽の縁にレンズを押し付けるためのカメラピローも持参しなくてはなるまい。