ナミマイマイ

車庫のシャッターを持ち上げていて、車のフロントバンパーにカタツムリがくっついているのを見付ける。

タツムリの仲間は移動の力が小さいため、山脈や河川などを越えて分布域を広げるのが困難、このことから地域ごとに種の分化が起こりやすいと言われている。
マイマイの仲間にも、ハリママイマイ、アワジマイマイ、サンインマイマイ、アワマイマイ、ツルガマイマイ等など生息地域の名前を冠した地方固有のマイマイも数多いのだ。
滋賀県でも琵琶湖博物館のフィールド調査(2013年)で、14種のカタツムリが確認され報告されている。

バンパーにくっついていたヤツは、殻の紋様から見るにナミマイマイのようだ。

このカタツムリは、いつ、何処で、どんなふうにして、フロントバンパーにやって来たのだろうか、昨日のみずの森公園の駐車場だろうか、それとも長時間駐車していた3日前のびわこ大津館の駐車場だろうか。
みずの森の駐車場では一時間足らずの駐車だ、接地しているタイヤをよじ登ってフロントバンパーに来るのは相当の移動スピードを要する筈だ、びわこ大津館からだったら161バイパスを高速でぶっ飛ばしているのだから、風圧に負けずにしがみついていたことになる。

いろんなことを想像していた、老躯楽しからずや。
*カタツムリには玄関先のシロダモの根っこまで来てもらった。