花桃(2)

病院の駐車場で花桃を見た時、花桃の里へカミサンと出掛けたことを思い出すも、それが何年前だったのか思い出せずにいた。
今日も朝から、あれはいつだったかないつだったかなと妙に気になっていた。
イメージとして構成される空間軸は確りしているが、記憶の中の時間軸は吹っ飛んでいるのだ。

石垣島へ行っのは、襟裳岬は、佐渡ヶ島は、久住高原は、阿蘇は、潮岬は.しまなみ海道は、富良野は、これらの風景や出来事は鮮明に思い出せるが、その旅がいつだったのかも、そしてその前後関係も思い出せないのだ。
時間軸が吹っ飛ぶ、時系列で出来事が思い出せない、寂しさが募る。
昨日と一昨日、そんな極く短い時間軸さえ吹っ飛ぶようになったらと思い始める、恐怖だ。

花桃の里へ行ったのは7年前の4月下旬、写真ファイルから捜し出した。

虫撮りも鳥撮りも、カミさんと出掛けた旅のことも、デジカメの有難さ年月日を記録してくれる。
コンデジをいつもポケットに捩じ込んでおかなくては。